セットアップガイド
このガイドでは、Phennecの初期セットアップから各ツールとの連携、そしてAIエージェント(Cursor)での利用開始までの手順を説明します。
1. アカウント作成
- コントロールパネルにアクセスします。
- Sign Up をクリックし、必要な情報を入力してアカウントを作成します。
2. プロジェクト作成
- サイドバーの Projects をクリックします。
- Add Project をクリックします。
- プロジェクト名を入力し、作成を完了します。
3. コネクター追加
作成したプロジェクトの画面から Connectors > Create Connector をクリックしてください。
GitLabの連携
GitLab 側
- GitLab にログイン
- Profile → Edit Profile → Access Tokens を開く
- Add new token をクリック(※)
- Scopes で
read_repositoryとread_apiを選択
- Scopes で
- Create token をクリックし、生成されたトークンをコピーする
Phennec コントロールパネル側
- GitLab コネクターを作成する
- GitLabリポジトリのURL を プロジェクトURL として入力し、Personal Access Token を トークン に貼り付ける
- Create を押下する
※ 連携には対象プロジェクトの Maintainer または Owner 権限が必要で、Personal Access Token で接続できない場合はプロジェクト内の Settings → Access Tokens から Project Access Token を作成してください
GitHubの連携
repo スコープが必要です。GitHub 側
- Settings(設定) → Developer settings(開発者設定) → Personal access tokens を開く
- Personal access token (classic) を作成する
repoスコープ(Full control of private repositories)を選択する- トークンを生成し、コピーする
Phennec コントロールパネル側
- GitHub コネクターを作成する
- リポジトリの URL と トークン を入力する
- Create を押下する
※ 特定のリポジトリにアクセスを限定したい場合は、代わりに Fine-grained personal access token を利用できます。その場合は、Repository access で Only select repositories を選択し、対象リポジトリを指定したうえで、必要な読み取り専用権限のみを付与してください。対象リポジトリが Organization 所有の場合は、Organization の承認やトークンポリシーの許可が必要なことがあります。
Google Driveの連携
Google Drive 側
- 連携したい Google Drive のフォルダを開く
- 共有 をクリック
- 以下のアカウントを 編集者 として追加する:
syncer@phennec.iam.gserviceaccount.com
Phennec コントロールパネル側
- Google Drive コネクターを作成する
- 共有した Google Drive フォルダの URL を プロジェクトURL として入力する
- Create を押下する
Backlogの連携
Backlog 側
- 連携したい Backlog プロジェクトの URL をコピーする
- 個人設定 → API → 登録 を開く
- APIキーを発行し、コピーする
Phennec コントロールパネル側
- Backlog コネクターを作成する
- Backlog プロジェクトの URL と APIキー を入力する
- Create を押下する
Notionの連携
Notion 側
- 設定 → インテグレーション を開く(※)
- 新しいインテグレーション をクリックして作成する
- 作成したインテグレーションの設定画面を開く
- シークレットトークンを表示し、コピーする
- Phennec と連携したい Notion の親ページを開く
- ページ右上の … をクリック
- 接続 を選択し、作成したインテグレーションを追加する
Phennec コントロールパネル側
- Notion コネクターを作成する
- NotionページのURL を プロジェクトURL として入力し、シークレットトークンを トークン に貼り付ける
- Create を押下する
※ インテグレーションを作成する権限がない場合、組織内で権限を持つ方に シークレットトークン の共有を依頼してください
DocBaseの連携
DocBase 側
- 連携したい DocBase グループの URL をコピーする
- アカウント設定 → アクセストークン → トークンを作成 を開く
- 以下を設定する
- 操作対象グループ:連携対象のグループを選択
- スコープ:
読み取り
- トークンを作成し、コピーする
Phennec コントロールパネル側
- DocBase コネクターを作成する
- DocBase グループの URL と アクセストークン を入力する
- Create を押下する
Slackの連携
※ Slack アプリの権限(初回設定)
Phennec のコントロールパネルで Slack コネクター を作成すると、Slack の認証画面にリダイレクトされ、Slack アプリ phennec へのワークスペースアクセス許可が求められます。
この認証は コネクター(Slack チャンネル)ごと に必要です。新しい Slack コネクターを作成するたびに 認証を完了してください。
認証画面でアプリを追加できない場合は、Slack の ワークスペース管理者 に phennec アプリの承認またはインストールを依頼してください。管理者による対応後、Slack コネクターを再度作成すると、通常どおり利用できます。
Slack 側
- 対象のチャンネルを開く
- チャンネルのURLをコピーする
- チャンネル詳細を開く → インテグレーション → アプリを追加する
- 「Phennec」を検索してチャンネルに追加する
Phennec コントロールパネル側
- Slack コネクターを作成する
- Slack チャンネルの URL を入力する
- 作成 を押下する
4. Cursorでの利用 (MCP)
- Phennec コントロールパネルで 左下のプロフィールアイコン → MCP をクリックし、MCP設定画面を開く
- Quick Setup リンクをクリック
- ブラウザがCursorを開く許可を求めた場合は許可する
- Tools & MCP 設定画面に遷移し、Phennec MCPの詳細と個人トークンが自動入力されていることを確認する
- Install をクリックしてセットアップを完了する
この操作は一度だけ行えば完了です。
インストール後、Cursorのチャット画面(CMD+L)を開き、プロンプトに phennec と入れるだけでコンテキストが自動的に取得されます。
例: phennec @Codebase ログインページの仕組みを教えて
複数のプロジェクトがある場合、グローバルMCP接続を通じてすべてのプロジェクトにアクセスできます。コンテキストを正確に保つため、最初のプロンプトでプロジェクト名を指定し、プロジェクトごとに別のチャットを使用してください。
5. チーム管理(権限・アクセス)
組織レベル管理
組織は、チーム・クライアント・環境ごとに分離して管理するためのトップレベルのワークスペースです。社内用・個人用と、共有用・案件用で組織を分けて運用することを推奨しています。
- 組織レベルのユーザーは、その組織内のすべてのプロジェクト・グループ・コネクターへアクセスでき、作成/編集/削除権限も持ちます。そのため、組織レベルの権限付与は慎重に行ってください。
- 閲覧のみの権限を付与したい場合は、組織レベルではなくプロジェクトレベルでユーザーを追加することを推奨しています。
- 組織を切り替える(左下のプロフィールアイコン → 組織を切り替え)ことで、コントロールパネルに表示されるプロジェクト/グループ/コネクターが切り替わります。
組織の削除について
- 組織を削除できるのは、その組織の作成者のみです。
- 組織を削除すると、その組織配下のプロジェクトおよびコネクターは完全に削除されます。
プロジェクトレベル管理
プロジェクトは、コネクターと検索対象データを管理する個別のワークスペースです。
- プロジェクトに直接追加されたユーザーは、デフォルトで閲覧権限のみを持ちます。
- プロジェクト作成者以外のユーザーは、コネクターの追加/編集、ユーザー管理、プロジェクトの削除を行うことはできません。
- 複数ユーザーにプロジェクト管理権限を付与したい場合は、組織レベルで追加することを検討してください。詳しくは上記の 組織レベル管理 を参照してください。
グループレベル管理
グループは、プロジェクトやサブグループを整理するためのフォルダのような機能です。
- グループレベルで追加されたコネクターは、配下のすべての子プロジェクトで利用可能です。
- グループレベルのユーザーは、グループ配下のプロジェクトに対して閲覧権限のみを持ちます。
- 管理者ではないグループメンバーは、コネクターの追加/編集、ユーザー管理、プロジェクト/グループ管理を行うことはできません。
6. トラブルシューティング
コネクターがうまく動かない
以下をお試しください。
① MCPクライアントを再起動する
- MCPクライアントを再起動し、新しいチャットで再度お試しください。
② MCP接続を更新する
クライアント側で Phennec MCP の設定を更新すると、接続が復旧することがあります。
- Cursor: 設定 → MCP で Phennec MCP をオフにしてから、再度オンにします。
- その他のMCPクライアント: アプリのMCP(または連携)設定で Phennec をいったん削除し、Phennecコントロールパネル(左下のプロフィールアイコン → MCP、またはプロジェクト画面のプロジェクトスコープトークン)に表示されているURLとトークンを使って再追加してください。
③ MCPトークンがワークスペースのものと一致しているか確認する
クライアント(Cursor / Gemini など)で使用しているトークンが、Phennecワークスペースに表示されているトークンと一致していることを確認してください。
- グローバルトークン:左下のプロフィールアイコン → MCP で確認できます。
- プロジェクトスコープのトークン:アクセス対象は一度に1つのプロジェクトに限定されます。各プロジェクト画面で確認できます(プロフィールのMCP画面には表示されません)。
④ コネクターで使っているPAT(APIキー)を確認する
コネクターは、連携元のツールで発行した資格情報(PAT(Personal Access Token) や APIキー など)で登録されています。
次の点を確認してください。
- トークンやキーが削除・期限切れ・失効していないか
- 必要な権限やスコープが引き続き付与されているか
※ 各コネクターの必要な権限は「コネクターを作成」画面に記載されています。
追加された組織のプロジェクトにアクセスできない
正しい組織へ切り替えているかご確認ください。
コントロールパネルで以下を操作してください。
- 左下のプロフィールアイコン → 組織を切り替え
- 追加された組織を一覧から選択してください。
追加されたプロジェクトでコネクターの追加・編集ができない
デフォルトでは、コネクターやユーザーの追加・編集権限はプロジェクト作成者のみが持っています。
複数ユーザーに同様の権限を付与したい場合は、コントロールパネルから対象ユーザーを組織へ追加してください。
- 左下のプロフィールアイコン → 組織を切り替え → 組織を管理
Google Driveコネクターがうまく動かない
以下をお試しください。
① 共有設定の確認
Drive フォルダが次の Syncer アカウントに編集者権限で共有されているかをご確認ください。
補足
- 大きなファイルは、同期に最大10分程度かかる場合があります
- 10分以上経っても反映されない場合は、同期が停止している可能性がありますのでご連絡ください
Slackコネクターが同期できない
Phennec アプリをチャンネルに追加するまで、Slack コネクターは同期されません。 先に コネクター追加 の Slackの連携 の手順に従って対象チャンネルにアプリを追加し、その後 Slack コネクターを再度作成してみてください。
Phennec に最新の情報を尋ねたのに、古い結果に見える
Phennec の回答が期待より古いように感じるときは、次の順で試してください。
① 新しいチャットで聞き直す
MCP クライアントで新しいチャットを開き、同じ内容でもう一度聞いてみてください。長いスレッドでは、古い文脈の影響が残ることがあります。
② コントロールパネルでコネクターを再同期する
- Phennec コントロールパネルを開き、対象のプロジェクトを開く
- 該当コネクターの ••• メニューをクリック
- 再同期を選択します。
同期が完了したら、新しいチャットでプロンプトを再度試してください。
なぜそうなるか
Phennec は 同期・インデックス済み のデータを検索します。連携先を常にリアルタイムで読むわけではないため、再同期で取り込むまで古いままに見えることがあります。また、必ずしも最新状態になるとは限りません。
特定のメッセージやファイルにアクセスできない
URLやファイル名を指定した検索には対応していますが、コネクター(Slack / Drive / GitHub など)やデータのインデックス状況によっては、完全一致での検索が安定しない場合があります。Phennecはセマンティック検索(意味ベース)を採用しているため、内容や文脈に基づいた検索の方が、より高い精度で見つかりやすくなります。
GitHub / GitLab のコネクターで特定のコードを検索できない
GitHub / GitLabコネクターは、すべてのコードを対象にしているわけではありません。主にセマンティック検索の対象となるのは以下です。
- Issue / チケット
- コメント
- テキスト形式のファイル(例:README、.md、.txt など)
そのため、次のケースには対応していません。
- 特定の関数や実装を直接検索すること
- Phennec 単体からリポジトリ全体の構成を推測すること
補足(おすすめの使い方)
- 使用している MCP クライアントでリポジトリを開き、プロンプトでファイルやパスを直接参照してください。Phennec MCP が同期したインデックス情報と、クライアントがアクセスできるワークスペース上のソースを組み合わせることで、コードを扱う場合でも Phennec MCP をより十分に活用できます
「phennec」と書いているのにMCPが呼ばれない
① プロンプトの明示
MCPが正しく呼び出されない場合は、以下のように明示的に記述してください。
Phennec MCPを使って〜(〜の部分にやってほしいことを書く)
明示することで、ツールが選択されやすくなります。
② 推奨設定(Agent Rules)
agents.md または .cursor にルールを追加し、プロンプト内で「phennec」と記載された場合に、ワークスペース検索ではなくMCPツールが優先的に実行されるよう設定してください。